未来の夢計画
ロータリー財団が2017年に創立100周年を迎えることを踏まえ、管理委員会は、財団が奉仕の第二世紀に移行するための計画を立てています。
ロータリー財団の使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。
そして「世界でよいことをしよう」という新しい標語は、財団管理委員会とRI理事会、ならびに規定審議会によって承認されました。未来の夢計画は以下を目的としています。
- ・財団の使命に沿って、プログラムと運営を簡素化すること。
- ・ロータリアンにとって関連性のある世界の優先的二ーズに取り組むことによって、最大の成果が期待できるロータリアンの奉仕活動に焦点を絞ること。
- ・世界的目標と地元の目標の両方を果たすためのプログラムを提供すること。
- ・意思決定をさらに地区に移行することによって、地区レベルとクラブレベルで、ロータリー財団が自分たちのものであるという自覚を高めること。
- ・ロータリー財団の活動に対する理解を深め、ロータリーの公共イメージを高めること。
シェア・システム(Share System)
財団プログラムに参加することは、財団の成功の重要な一翼を担うことである。管理委員会は、寄付の使途について地区に発言権を与え、地区が最大限プログラムに参加できるように、資金の配分に関するシェア・システムを開発した。このシステムを通じて、
- 1)ロータリアンは、世界中のロータリアンとその資産をシェア(共有)する
- 2)財団管理委員会は、意思決定の権限の一部を地区をシェア(分与)する
- 3)ロータリアンは、財団を通じて世界中とロータリーをシェア(共有)するすべての地区の年次プログラム基金へ寄付、および恒久基金寄付シェアの収益は、DDF(地区財団活動資金)とWF(国際財団活動資金)の二つの活動資金に分けられる。これら2つの資金は50%がDDFに、50%がWFに分配される。財団は、WFからの資金を、全ロータリー地区が利用できる世界的なプログラムのために使用する。地区は希望する財団の補助金とプログラムに充当するためDDFを使用する。財団独自の資金周期では、地区からの寄付が3年後にプログラムの為に使用される。この3年周期によって、地区はプロジェクトの計画や参加者の選考のための時間が持て、財団は寄付金を投資することができる。一方、管理運営費全般と寄付増進経費は投資による収益で賄われる。